エッセイ
地球のしくみを探す旅に出よう!! 山崎良雄・高橋典嗣 読む 「満点ゲットシリーズ こちら葛飾区亀有公園前派出所両さんの地球のしくみ大達人」
 

100年ほど前、世界地図をながめていたドイツのウェゲナーは、アフリカ大陸と南米大陸の海岸線が、そっくりなことに気づきました。「二つの大陸は、もとは一つだったのでは?」と考えたウェゲナーは、二つの大陸の地質や、化石・植物などの分布を、くわしく調査し、「大陸移動説」を発表します。地球には遠い昔、巨大大陸「パンゲア」一つしかなく、それが分裂と移動をくりかえした結果、現在の大陸分布になったというのです。

大陸移動説は、世界中から注目されましたが、ウェゲナーは、なぜ大陸が動くのかという、そのしくみまでは説明できませんでした。ウェゲナーは、グリーンランド調査中に遭難、世を去ります。大陸移動説も、しだいに忘れ去られていきました。
  ところが1950年代に入ると、地球の表面を覆う地殻という層とマントル上部の冷えて固まった層を合わせた「プレート」の動きによって、大陸が移動することを示す証拠が、いくつも見つかりました。
  これにより、ウェゲナーの説は、地球科学の先端研究の基礎理論として、一躍、再評価されるようになります。

地球で起こる、さまざまな自然現象は、子どもの前にも大人の前にも、平等に現れます。そして、そうした現象のしくみを理解し、地球と向き合う気持ちになることで、わたしたちは、地球を、さらにすばらしく感じることができるのです。
  さあ、そんな地球の「しくみ」を探す旅に、両さんと一緒に出かけましょう。新しい発見が待っているかもしれません。地球のすばらしさを、たくさん見つけてください。

 

監修●
山崎良雄
千葉大学教育学部教授

1946年生まれ。千葉大学教育学部卒。著書に『土の観察と実験』(さ・え・ら書房)、『図説・学力向上につながる理科の題材(地学編)』(東京法令出版)などがある。

高橋典嗣
日本スペースガード協会理事長

1958年生まれ。明星大学理工学部物理学科卒。著書に『環境教育実践集』(トータルメディアグラフィック)、『子どもの地球探検隊』(千葉日報社)などがある。

満点ゲットシリーズ
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両さんの地球のしくみ大達人