地球のしくみを
探す旅に出よう!
満点ゲットシリーズ
こちら葛飾区亀有公園前派出所
地球のしくみ大達人
100年ほど前、世界地図をながめていたドイツのウェゲナーは、 アフリカ大陸と南米大陸の海岸線が、そっくりなことに気づきました。 「二つの大陸は、もとは一つだったのでは?」と考えたウェゲナーは、 二つの大陸の地質や、化石・植物などの分布を、くわしく調査し、 「大陸移動説」を発表します。地球には遠い昔、巨大大陸「パンゲア」一つしかなく、 それが分裂と移動をくりかえした結果、現在の大陸分布になったというのです。
大陸移動説は、世界中から注目されましたが、
ウェゲナーは、なぜ大陸が動くのかという、そのしくみまでは説明できませんでした。
ウェゲナーは、グリーンランド調査中に遭難、世を去ります。
大陸移動説も、しだいに忘れ去られていきました。
ところが1950年代に入ると、地球の表面を覆う地殻という層と
マントル上部の冷えて固まった層を合わせた「プレート」の動きによって、
大陸が移動することを示す証拠が、いくつも見つかりました。
これにより、ウェゲナーの説は、地球科学の先端研究の基礎理論として、
一躍、再評価されるようになります。
地球で起こる、さまざまな自然現象は、子どもの前にも大人の前にも、平等に現れます。
そして、そうした現象のしくみを理解し、地球と向き合う気持ちになることで、
わたしたちは、地球を、さらにすばらしく感じることができるのです。
さあ、そんな地球の「しくみ」を探す旅に、両さんと一緒に出かけましょう。
新しい発見が待っているかもしれません。
地球のすばらしさを、たくさん見つけてください。