サン テグジュペリ
1900年フランス、リヨン市生まれ。美術学校の建築科に入学。 20歳の時2年間の兵役を経て飛行機操縦免許を取得し、郵便航空業に就く。 当時、生命の危険と常に隣り合わせの職業であった飛行士として航路を開拓し、活動するかたわら、作家としても名声を高める。 第二次世界大戦中アメリカに亡命。『星の王子さま』はこの頃書かれた作品であり1943年に出版された。 その後空軍パイロットとして北アフリカ戦線に参加。1944年7月31日偵察飛行中行方不明に。
『夜間飛行』(1931)、『人間の土地』(1939)、『戦う操縦士』(1942)といった小説や、 『星の王子さま』(1943)などの物語作品は、不可避な技術的進歩の道を突き進む社会の中で、 人間の行動の意味や価値を探求する試みである。