ないた赤おに
人間と仲良くなりたい赤おには、ある日戸口の前に立て札を立てました。
「ココロノヤサシイ オニノウチデス ドナタデモ オイデクダサイ」と。

けれども村の人たちは警戒して一人として近寄ろうとはしません。
それを聞いた親友の青おにが一計を案じてくれました。
「村で僕が暴れるから、僕をおさえて、僕の頭をぽかぽかなぐればいい。そうすれば人間たちは君を信用するさ」。
赤おには躊躇しながらもその言葉に従いました。

やがて安心した村人たちは競って赤おにの家を訪れるようになりました。
けれども青おにはそれ以来一度も訪ねてきません。
「キミト ツキアイヲ ツヅケテ イケバ、ニンゲンハ キミヲ ウタガウ コトガ ナイトモ カギリマセン」心配してたずねていった赤おには、誰もいない青おにの家の戸口にこの張り紙を見つけました。
それはこうくくられていました。
「ドコマデモ キミノ 友ダチ 青オニ」。
赤おには涙をながして泣きました。
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