巌谷小波がその作品を「もっぱら善を語ろうとするかにみえる」と評した言葉をそのまま創作の道しるべにして多くの作品を残した浜田廣介。 思いやりや優しさ、いたわりや慈しみに焦点をあてた作品群の中でもこの「りゅうの目のなみだ」はやさしさが極まる名作です。 柔らかな描線と繊細な色使いで評価の高い画家、植田真さんが困難な絵柄をものしてくれました。